ハンガリー・グラフィソフト社前にて |
世界的にBIM(Building Information Model) による設計が注目される中、日本においてもこのグローバルスタンダードに対応する動きが始まっています。
より効率的な設計方法を確立する為、国内の各設計事務所やゼネコン等がBIMを使った方法の研究をしています。
そのような状況の中、各設計事務所やゼネコンが情報交換を行いさらに良いBIM環境を創る為、ソフト開発メーカ(グラフィソフト社)の協力を得て、国内で2ヶ月1回程度のペースで『BIMラウンドテーブル』という会議を行っています。
この会議を通じて設計事務所やゼネコン側がしなければならないことやソフトメーカにしてもらわなければならないことが段々見えてきたというところです。
そのような状況の中、我々のBIMに対する意識が高まったこともあり、グラフィソフト本社CEOビクター・バルコニ氏より日本の『BIMラウンドテーブル』チームがハンガリー・ブダペストでの『BIMラウンドテーブル』に招待されました。
ハンガリー・グラフィソフト社 |
・BIM対応CADシステム開発についてソフト開発者の考え方とその将来
・ヨーロッパでのBIM活用事例
を確認し日本でのBIM活用に活かすことでした。
そしてハンガリー・ブダペストのグラフィソフト社にてBIMソフト開発者やヨーロッパでBIMをもっとも活用している設計事務所代表とディスカッションをする機会を得ました。
ラウンドテーブルの様子(ハンガリー・グラフィソフト社) |
この会議の中で、ヨーロッパの設計事務所の方より、ヨーロッパでのBIM活用についてプレゼンテーションを行って頂きました。
ヨーロッパの設計事務所ではすでに全体の約2割程度がBIMによる設計を取り入れているとのことで、そのBIMを取り巻く環境は実務に全く支障がない程に整っているようでした。そしてBIMは設計業務を合理的に進めることを可能にしているようでした。
それはただ単純に合理化したというだけでなく、これまでの設計に付加価値を付け、他の設計事務所との差別化にも成功しているようでした。
ハンガリー・ブダペストでのBIM設計事例の見学 今回のBIMラウンドテーブルに参加しヨーロッパの事例を知ることにより今後日本でもBIMで設計業務をより効率化することができると確信しました。 そして業務の効率化と他社とのさらなる差別化ができる設計事務所やゼネコンが次世代に残れるのだと感じました。 |
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